こんにちは!
アカシックレコードリーダーのきょんです。
リーディングをさせていただいたお客様よりご感想をいただきました。
リーディングの一部とご感想をシェアさせていただきます。
神聖ローマ帝国下で悲しみにくれて生きた男性
リーディングは、とある男性の横顔から始まりました。
黒い服と黒い帽子を身に着けた男性。
その目には力がなく、横顔からは陰鬱とした内面の悲しみが感じ取れます。
今回のご依頼者様からは、「過去世で培った能力と今に活かせることは何か」というご質問をいただきました。
アカシックレコードで関連する過去世をオーダーしたところ、見えてきたのが冒頭のイメージでした。
この男性が過去世でのご依頼者様です(以降、”男性”と呼びます)。
時は12世紀で、場所は現在のスロベニアのあたりです。
この時代、このあたりは神聖ローマ帝国の領邦であり、男性は南西部のイストリア辺境伯領付近で両替商の仕事をしていました。
冒頭のシーンとは別の、とある日の様子です。
自宅で妻と食事をとる男性が見えます。
しかし特段会話もなく、ただ機械的に食事を流し込むだけの無機質な時間が流れていきます。
男性は食事の手をとめると、ふいに嗚咽をあげ泣きだしました。
妻がなぐさめようと手を掛けるとその手を払い、今度は鬼のような形相で怒鳴り散らします。
怒りと悲しみが混じる感情の矛先を、どこに向けたらいいのか分からないようです。
男性はベッドに体を投げ出すと目をつぶり、やがて眠りにつきました。
気丈に耐えていた妻も、夫の様子を見ると人知れず部屋の片隅で肩を震わせて涙を流すのでした。
愛する者の突然の死
男性は24歳の時に結婚し娘が生まれましたが、娘は2か月程前に近くの森の中で5歳という若さで遺体で発見されました。
夫婦とは面識の無い2人の男たちからの性被害による末の姿でした。
ここで冒頭の黒い服と黒い帽子を身に着けた横顔のシーンが、娘の葬儀の場面であったことが分かりました。
深いショックを受けた男性は生きる気力を失っていき、やがて夫婦仲にも亀裂が入っていきました。
かつて娘とよく遊んだ場所を訪れてもパニックのような発作が起こり発狂してしまいます。
憎悪と悲しみと後悔とが入り混じる複雑な感情に一気に襲われ、どうにも抗うことができないのです。
自暴自棄になった男性からは誠実さや謙虚さがなくなっていき、仕事では顧客とのトラブルも抱えるようになっていきました。
そしてその後、長いこと虚無感が男性を支配することになり、日常生活が破綻していきました。
生きる決意
そんな日々が2年程も続いたある秋の朝、いつものように男性が目を覚ますと、窓辺から差し込む柔らかい朝日に気が付きました。
男性はしばらくその光を見つめています。
この2年の間、いつもその窓からは朝日が差していたことに、男性はこの日気付いたのです。
そしてようやく何かが吹っ切れたような表情になりました。
「現実の生活を大切にしよう、そうだ、現実を生きなければならないんだ!」
そう心に決めた男性は、娘との想い出の品がしまってある箱を、初めて前向きな気持ちでそっとなでることができました。
そして扉を開けて外に出ます。
朝日に向かって伸びをする男性。
「元気を出すんだ!」
そう自分に言い聞かせると、娘とよく遊んだ場所に向かいます。
訪れる度に悲しみのあまり発狂してしまったあの場所へ。
その場所に一歩また一歩と近づくたびにやはり不安が大きくなっていきます。
「なんで守ってあげられなかったんだ…」
想い出の場所に着くや否や、何度も自分に吐き続けてきた自責の念が再び男性を責めたてます。
膝をつき、こぼれる涙。
「ダメだ、やっぱり乗り越えられない…」
こみあげる感情が溢れ出ないよう手で口をふさぎ、必死に押さえます。
それでも涙がとめどなく溢れてくるのです。
しかしこの日、男性はわずかな理性を振り絞り、なおも自分に言い聞かせたのです。
「もう叫ばない、もう前に進むんだ」
「感情に振り回されずに今を生きていくんだ」
「もう苦しみを叫ばない、前を向いて歩いていく!」
そして男性は再び立ち上がります。
いつしか止まってしまった時間を、再び動かすと決意した瞬間でした。
その後、夫婦関係は修復されていき、数年後2人の間には女の子に生まれました。
お客様のご感想
見て頂いた過去世はとても悲しいお話でしたが、絶望から立ち上がる力がある事を過去世の体験を通して学んだこと、それは今世でも力になることを教えて頂きました。
今の私は、過去世ほどではないですが人生に希望が持てず1日1日を生きるのに必死です。
そんな今だから見えた過去世の体験だったのかなと思いました。またガイドやハイヤーセルフから応援してもらっているのかなとも感じました。
魂の特性として共感力が高いことは自分でも自覚していて、hspかなと思っていたので、やっぱりそうかという感じでした。
地球に転生する時に、人を助けてあげたいと思って慣れない地球に飛び込んで来たというのは、そのお役目がまだ果たせていないなと思います。
今はまだ自分のことで精一杯という感じですが、いつか人助けできる日が来ると良いなと思います。
セカンダリーエネルギーセンターが喉のチャクラというのは、少し意外でした。
自己表現に苦手意識があるからです。
これも今後使っていけたらなと思います。
長くなりましたが、リーディングのおかげで自分という存在を深く知ることができたと思います。また違うタイミングで見てもらったら、次はどんな過去世にで会えるんだろうとワクワクします。この度は本当にありがとうございました。


